大地の芸術祭 越後妻有への旅①

国内旅行

こんにちは、つんです。

今回の記事は、過去の旅行記事になるのですが新潟県越後妻有へアート見学をしにいったことを書いていこうと思います。

写真はiPhoneで撮影したものなので見づらいものもあるかと思いますがご了承ください…。

それでは本題スタート!

越後妻有でアート?

今回私が伺ったのは、大地の芸術祭というアートの祭典です。

大地の芸術祭とは:世界最大級の国際芸術祭であり、日本中で開催されている地域芸術祭のパイオニア。アートを道しるべに里山をめぐる新しい旅は、アートによる地域づくりの先進事例として、国内外から注目を集めています。

過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地、新潟県の越後妻有地域(=大地の芸術祭の里)が舞台。
農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、1年を通して自然の中に作品を展示します。

概要|大地の芸術祭 (echigo-tsumari.jp)

このように、美術館などにただ作品が置かれているだけでなく里山のなかに200以上のアート作品が点在しています。

トリエンナーレという3年に1度開催される大きな祭典もあり、本来であれば今年開催予定でしたがコロナ禍であるため来年の夏に延期となったとのこと。

トリエンナーレ期間外も通年でアート作品はみられますが、豪雪地であるため冬はみられる作品が限られてしまうので是非とも夏の訪問をおすすめします!!私の訪問時期も2019年夏です。

最近では冬にフォーカスしたツアーも実施されているようなので見たい景色によって決めてもいいかもしれません。

今回はかなり急遽訪問を決めたため、夜勤明けの1泊2日の弾丸スケジュールで行ってきました。

1日目。東京から越後湯沢へ。

私は上野駅から上越新幹線で越後湯沢まで向かいました。しっかり新幹線で今半の駅弁も食べて準備万端です。
2日前くらいに友人も一緒に行くというので急遽ひとり旅ではなくなりました(笑)

上野から越後湯沢までは1時間ちょっと。金額も片道6050円なのでそこまでハードルの高い感じじゃないのも急遽決められたポイントでした。

大地の芸術祭は広大なエリアで開催されており、越後妻有の十日町・川西・中里・松代・松之山・津南という6つのエリアに分かれています。

私はペーパードライバーで友人は免許を持っていなかったことと(笑)夜勤明けで到着が昼過ぎでバスツアーの時間には間に合わなかったため1日目は電車で行ける範囲で、2日目はバスツアーを申し込んで回ることとしました。

バスツアーは有名なところへ回ってくれるので車の運転ができないけど気になる人にはありがたいですよね。

越後湯沢からまつだいへ。

越後湯沢からは北越急行のほくほく線に乗り換えてまずはまつだい駅へ。
ほくほく線という名前がローカル感あってすでにテンション上がります。
そして交通系カードは使えませんのでご注意ください。

切符買ったのとかいつぶりだったかな。(笑)

デコレーションされていてかわいかった~~~!

車内もローカル感満載。

道中の景色も里山感満載で(当たり前なんだけど)とってもテンション上がりました。

そしてまつだい駅に到着です。周りは本当に何もありません。(笑)

電車から降りるとすぐに草間彌生さんの作品が目に入ります。圧倒的存在感…!!!

まつだい駅はホームでみるとなにもなさそうだったけど若干栄えている感じありました。(笑)

ちらっと駅での探索を終え、さて見学スタートです!!
この時すでに14時過ぎ。電車の本数が少ないのであらかじめ調べておくことをおすすめします。

一応ほくほく線の時刻表も載せておきます。時刻表|ほくほく線 北越急行株式会社 (hokuhoku.co.jp)

まつだい郷土資料館

まず向かったのはこちら。

まつだい郷土資料館です。

築約140年のけやき造りの民家を利用した郷土資料館です。
豪雪地帯特有の重厚な建物で、松代の暮らしに密着した民具や資料を展示しています。
江戸時代末期に建てられた、けやき造りの母屋(木造2階建)は、約10mもの大黒柱と梁で支えられています。
豪雪にも耐えうる重厚な造りで、囲炉裏や座敷、茶の間、客間などが当時のまま残っています。 

まつだい郷土資料館 – 主要施設|大地の芸術祭 (echigo-tsumari.jp)

サイズ感わかりづらいですが、結構離れないとiPhoneのカメラに全景が入らない大きさなのでかなり大きいです。

入ってすぐに田舎のおじいちゃんの家のような大きい開けたお部屋に。中央には囲炉裏があります。

反対側はこんな感じで資料館な感じがありますね(笑)

2階建てですがわずかな階段が多くて思っていたよりも複雑な作りだった気がします。(ごめんなさい、ちょっとあいまい)

古いもの好きで、自宅のインテリアも古いものが多い私なので小物も建具もタイプ…!!!
この写真に写っている方が作られている藁の鍋敷きも購入しました。

作り手がわかるって素敵。この鍋敷きはいまだに愛用しています。

台所スペースも素敵すぎる…!!ここ実際にスタッフの人が使っているのかネスカフェの機械とか置かれていて新旧入り乱れていておもしろかった(笑)

棚のガラスなんですが、今は作れる職人さんが減ってしまっていて現行の家具にはなかなかないので…ゆらぎのある感じが素敵。

囲炉裏は比較的コンパクトですね。

こんな昔ながらのものたちも。こちらは実際に手に触れて遊ぶことができます。
私もこっそり竹とんぼやりました(笑)

あとは広間があったり。サマーウォーズみあふれる…!!!

地域の住民の人が寄付した農工具や生活にかかわるものなども展示されています。

こういうちょこっとした階段がいくつもありました。

しっかりとした大黒柱もみられます。

郷土のひな人形ですかね。初めて見た感じでした。

このほかにも射的ができたり。あ、セルフ射的で特にお金はかからないけど景品とかもないです(笑)
でも混んでなかったので無限大にできたのでたのしくやってました。

そしてお風呂が最高…!!!!急に和モダンすぎて驚きました(笑)

iPhoneのいまいちな写真しか残っていないのが残念ですが、この地方の方の生活の片鱗を感じられるとても素敵なところでした。またここに限らずですがスタッフは地元住民の方なので実際に暮らしている方のリアルな声を聞けるところもいいところですよね。

作りこまれた世界じゃない日々のリアルな生活でも他からみたら十分価値のある存在であることをこの資料館を通じて感じました。視点を変えるだけで日々はアートですね。

まつだい郷土資料館

営業時間9:00-17:00 火水休(祝日の場合は翌日休館)
※5/4-15は臨時休館いたします
電話番号025-597-2138
料金・入館料一般300円、小中100円
住所新潟県十日町市松代3718

まつだい「農舞台」

次に向かったのは、まつだい「農舞台」です。

このかえるもアート作品とのこと。

まつだい郷土資料館から向かう途中にもアート作品が点在しています。

そもそもどんな施設なのかといいますと…

「都市と農村の交換」というテーマのもと、地域の資源を発掘し発信する総合文化施設です。食、イベント、体験などのプログラムを通して、松代の雪国農耕文化を体感できます。
土地の大半を山が占め、世界でも有数の降雪量を誇る十日町市松代。1000年を越える松代の農耕文化は、厳しい自然との知恵比べでした。山間に田んぼを切り開き(棚田)、川の流れを変えて田んぼを耕し(瀬替田)、地滑りの跡地に植林をする。そんな自然と一体となった暮らしの積み重ねが、世界に誇れる里山、農村へとつながっています。まつだい「農舞台」は、このような暮らしを発掘し発信する、雪国農耕文化とアートのフィールドミュージアムです。

まつだい「農舞台」 – 主要施設|大地の芸術祭 (echigo-tsumari.jp)

こちらがメインの建物になります。この建物だけでなくこの辺一帯がまつだいのアートフィールドとなっており、歩いてそのアート作品たちをめぐることができるということで運転できない我々にはぴったりだと思いチョイス。

まずは農舞台の館内の写真を載せていきます。

まずはこちら。天井から壁、床に至るまですべてが黒板の素材になっている空間。全部緑です。

黒板素材なのでチョークで何かを書いたりすることもできます。この部屋の写真映えったらすごかったですね。

剥製なんかも置かれていて本当の学校の教室のようでした。

あとはここで塗り絵をできたり。

素敵な刺繍作品も飾られていました。

館内には全面が水色で外の緑とのコントラストがとっても素敵な越後まつだい里山食堂があります。とにかく暑かったのでひとまずこちらで休憩。
土日祝日限定で地元の生産者が育てた新鮮な野菜、越後妻有の山菜を使った郷土料理や家庭料理にアレンジを加えた惣菜が楽しめるビュッフェも開催されているようです。
値段は大人1700円 小学生1000円 幼児500円とのこと。(2021年7月現在)

平日は日替わりランチで惣菜の盛り合わせとご飯・汁物のランチセットが1200円でいただけます。

それ以外にもカフェメニューがあります。

紫蘇ジュースとアイスティー、アイスクリームを食べました!
テーブルも鏡貼りになっています。

こんなお水も売られていました(笑)

そしてびっくりしたのがこちら!

ここ、トイレなんですよ(笑)色が激しすぎて目が痛かった…(笑)
トイレの室内も全部この色です(笑)写真にとるとかっこいいんですけどね……

入口部分もこんな感じで全部この色です。(笑)

そしてこのまつだい農舞台での有名どころ!棚田を使ったアートの写真をババっと載せていきます。
ここ、ついついたくさん写真を撮ってしまいました(笑)

青と黄色のやつが置かれているのわかりますかね?こちら田植えをしているところと稲刈りをしているところなど棚田での季節に応じたアートとなっています。

近くで見ると結構な大きさで驚きました。

この文字が合わさっての正式な作品なんですがうまい位置に合わせられず(笑)

写ルンですで撮影したもののほうがわかりやすかったのでそちらも載せておきます。

やっぱりフィルムは雰囲気出ますね。でもなんか実在していないものみたいにみえる(笑)

農舞台の館内から出て写真も撮ってみました。
この屋外の部分も展示スペースとなっています。

姿勢悪いのが気になりますがこんな写真も撮れます。自然の風景とアート、すんばらしいです。

この写真はしばらく私のLINEのアイコンでした(笑)

さてその後は里山にあるアートフィールド探索へ行きました~スタンプラリーできるっていうのでスタンプラリーもやってみた。

稲穂がきれいでした~これだけで絵になる。だんだん晴れてきたので暑くて仕方なかったです。

まず見つけたのは、宮沢賢治の注文の多い料理店のアート。

このあとはずんずんと山のほうに登って作品をみつつスタンプラリーをしました。

ちょっとジブリを感じました(笑)

スタンプラリーは台とかないのでうまく押すのが難しかったです。(笑)

載せたのは一部ですが一通り終えて満足して降りてきて、草間彌生さんの作品を近くでみてきました。

結構大きいので迫力満点です。

今回の宿は越後湯沢だったので、再度ほくほく線で越後湯沢に戻ります。

暑くて疲れたけど、散策すごくたのしかったです!!!!!!

まつだい「農舞台」

営業時間10:00-17:00(最終入館16:30)火水曜休館(祝日の場合は翌日休館)
電話番号025-595-6180
料金・入館料農舞台フィールドミュージアムセット:一般1,000円 小中500円 農舞台単館券(郷土資料館含む):一般600円 小中300円
関連サイトhttps://matsudai-nohbutai-fieldmuseum.jp/
住所新潟県十日町市松代3743-1

帰りの車窓からの景色も最高でした!結構田舎の何もない景色が好きです。

ぽんしゅ館でテイスティング祭り。

越後湯沢駅で楽しみにしていたこと!!!!!!!
それがぽんしゅ館に行くことです。越後湯沢駅の構内にあります。
ぽんしゅ館のなかに唎酒番所という場所がありまして…

越後新潟の酒造を全部ここに集めてここで唎き酒できれば凄いと思った。
新潟県内にある全蔵の酒を試飲できる楽しさに加え、日本酒の豊かさ、魅力を体験していただきます。
有名、無名に関わらずあなたの嗜好性にまかせて飲んでみる。きっと良い出会いがあると思います。

受付で500円を支払いいただくとお猪口とメダル5枚をお渡しします。
ズラリと並んだ唎き酒マシーンからお好みの地酒をお選びください。
最大でお猪口5杯分の唎き酒をお楽しみ頂けます。

越後湯沢駅 | ぽんしゅ館 (ponshukan.com)

という!!!500円でいろんな日本酒をちょっとずつ飲めるという!!神がかった場所がありまして。たしかコインの追加とかもできるんで、本当にパラダイスです。

しかし我々には時間がなかったのでサクッと30分ほどで撤収してきました。(笑)

入口(笑)ついつい写真を撮ってしまいました(笑)

中に入るとずらっとテイスティングの機械が並んでいます。

別売りできゅうりがあって、それにつけるようの味噌と大量の塩もありました。

お酒の種類によって消費されるコインの枚数が異なります。めちゃくちゃ種類があるのでインスピレーションで選びました。日本酒以外にも梅酒なんかもありました。

ここで気に入ったものを売店で購入できるシステムです。
私はそんなにたくさんはいらないので小さいサイズで売っているものを何種類か買って帰りました。
お米がおいしいところの日本酒はやっぱり裏切らない…。

値段の割に満足度めちゃくちゃ高いところでした。

CoCoLo湯沢 ぽんしゅ館 越後湯沢驛店

住所:〒949-6101 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2427ー3
営業時間:10:00〜18:30(L.O.18:15)
電話番号:025-784-3758

ぽんしゅ館以外にも越後湯沢駅には飲食店やお土産屋さんがかなり多くあり、夕飯もここで済ませようか考えていましたが結構どこも時間がかつかつだったのもあり、今回はやめにすることに。

越後湯沢では「へぎそば」が有名とのことで、食べに行ってきました。
有名店だったのでほどほどに待ちました。

へぎそばとは、つなぎに 布海苔 (ふのり)という海藻を使った蕎麦を、ヘギといわれる器に盛り付けた切りそばだそう。
海藻感はよくわかりませんでしたが美味しかった!そして天ぷらがおいしかったです!

お店の写真写ルンですでとったけどこの写真何もわかりませんね。(笑)

そば処 中野屋 湯沢本店

住所:〒949-6101 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2丁目1−5
電話番号:025-784-3720
営業時間:11:00~20:00
定休日:木曜日

そのあとはお宿へ。一人で泊まるつもりだったから適当に取ったお宿です。バス・トイレ・洗面共有です。

あんまりにも適当に取ったから名前思い出せないしこの写真しかないし…(笑)
宿への気持ちがないとこんなに適当なんだなって今気づきました(笑)
居心地はよかったですよ~!

近くのコンビニに夜に散歩に行ったりして、夏のにおいを感じながら歩くのもたのしかったです。
地元のお祭りをやっていたのか(コロナ前なので)にぎやかな声も聞こえてそれもよかったです。

お酒買って帰り飲みなおしました。テーブルが汚くてすみません(笑)

これにて1日目終了~!!!!2日目の記事に続きます。

毎度長くなってしまってすみません…お付き合いいただいた方ありがとうございました。

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